副業をやってみよう。
そう思い立って、サーバーだけを契約していた時期があります。
「いつか自分の力で稼げるようになりたい」
そんな淡い期待を込めて設定したはずの場所。
けれど、実際には何も書き込まず、
ただ月額の利用料だけが引き落とされていく。
気づけば、そのまま3年という月日が流れていました。
① 「それどころじゃない」の裏側で
当時の私、実は初めての出産と育児の真っ只中でした。
正直、副業どころではなく、
一日を無事に終えることが出来るかどうかが、最大のミッション。
睡眠不足で頭はぼんやりしているし、
日々変化する子どもの様子に、とにかくドタバタしっぱなし。
「さすがに今は無理。落ち着いたら、ちゃんとやろう」
自分にそう言い聞かせて、
サーバーの存在を心の奥に押し込んでいました。
ただ、まったく何もしていなかったわけでもないんです。
実はその間、子ども向けの動画を少しずつ作って、
YouTubeにアップしていました。
といっても、副業として本気で積み上げるような熱量ではなくて。
育児の合間の気晴らしというか、
「私も何かに取り組んでいる」という納得感が欲しかったんだと思います。

納得感?

仕事も休んでいたし、収入も激減してた。
仕方のないことなんだけど、何かしてないと気持ちが滅入っちゃって…
また、「子育てをやっているだけの私でいいの?」みたいな、
変な焦燥感にかられることもありました。
Youtubeは、あわよくば収益化できたら…なんて甘い考えも頭の片隅にありましたが、
それが当時の精一杯の足掻きでした。
② 振り返って、今思うこと
今、こうしてブログを書き始めて思うのは、
「あの3年間、本当に何もできなかったのかな?」
という、ちいさな自問自答です。
もちろん、今と同じようなペースで動くのは無理だった。
でも、あの時にしか書けなかった感情や、
あの瞬間にしかできなかったアプローチも、
もしかしたらあったのかもしれない。
「精一杯だった」という自分を認めてあげたい気持ちと、
「もう少し、何かできた気がする」という後悔に似た気持ち。
その両方が、今の私の中には同居しています。
③ なぜ、あの時は動けなかったのか
じゃあ、なんで動けなかったんだろう。
今振り返ると、
やる気がなかったわけではなくて、
少しだけ考え方が偏っていた気がします。
・失敗したくない
・遠回りしたくない
・やるからにはちゃんとやりたい
そうやって「失敗を避けること」を優先するほど、
逆に一歩が出なくなってしまう。
副業って、本来は試しながら進めていくものなのに、
私の真面目さが、「正解を見つけてから始めるもの」にしてしまっていたのかもしれません。
④ 「どうやって始めるか」のハードル
たぶん私は、「副業」という言葉を大きく捉えすぎていました。
・ちゃんと準備してから始めなきゃ
・中途半端になるくらいなら、やらない方がいい
・何から手をつければいいか、正解を知りたい
そんなふうに、最初から完璧なスタートを切ろうとしていたことが、
一番のハードルだったのかもしれません。
でも、副業って「時間ができたらやるもの」じゃなくて。
「小さくてもいいから、先に動くことでしか始まらないもの」だったんだなぁと、今は感じています。
⑤ 最近、やっと動き出してみて思うこと
最近、やっとブログを書き始めました。
noteも始めたし、Xも頑張って毎日投稿するようにしてます。
準備万端とは言えないけれど、
とりあえず手を動かしてみる形で。
やってみて気づいたのは、
形にしてみることで初めて、「次の一歩」が見えてくるということでした。
ぎこちなかったXのポストも、
2か月ほどしてようやく自分なりの形が、少しだけ見えてきた気がします。
noteとブログを両方続けていく大変さも、
じわじわ感じています。
やっぱり、始めたからこそ見えてきたんですよね。
頭の中で考えているだけでは、
知ることが出来ないことばかりだな、と改めて思います。
⑥ 始められない理由を、抱きしめたまま
副業を始められない理由は、人それぞれだと思います。
育児、介護、仕事の忙しさ、あるいは心の余裕のなさ。
人によって立ち止まる理由は全然違う。
だから、「早く動こう」なんて、強い言葉は言えません。
やらないという選択をすることも、
自分を守るために必要なときがあるから。
ただ、もし今のあなたが、
少しだけ「このままでいいのかな」と思っているなら。
ほんの少しだけ、やってみてもいいのかもしれません。
3年前にサーバーを契約したときの私に、もし声をかけるなら。
「完璧じゃなくていいから、
一言だけ書いてみたらいいと思うよ」
そう、静かに伝えてあげたいなと思います。
もし今、
「何から始めたらいいかわからない」と感じているなら、
最初から全部を理解しようとしなくても大丈夫。
私自身も、最初は「小さく触ること」から始めました。
そのときに意識していたのが、
「6割でいいから一度やってみる」という考え方です。


